価格と安全性

「輸入食材 」が一般人にも問題視され始めたのは、冷凍餃子問題が起きてからでしょう。今年(2008年)は、メタミドホスやメラミンなどで中国製品への食品に対する安全性がクローズアップされました。現在日本は食品の大半を諸外国に頼っており、その割合は60パーセントとも言われています。ご承知のようにメタミドホスは農薬、殺虫剤の一種でありメラミンも摂取すると腎不全をおこします。
「輸入食材 」に頼る理由は色々あるでしょうが、国産品と比較して価格が安いことが大きく影響しているようです。日本の食料自給率が40パーセントであるからと言って、明日から100パーセントにするなどということは到底できるものでは有りません。「輸入食材 」のように、直接人体への影響が懸念されるものについては、特に安全性への管理が重要でありますが、安全管理や検査をするにも自ずとから限界がありますので、最終的には生産国を信じると言う信用の問題と言う事になってくるでしょう。

安かろう悪かろう

輸入価格の影響の例として「輸入食材 」の一つとなっているアスパラを見て見よう。
日本がアスバラを主に輸入している国はニュージーランド、アメリカ、中国、オーストラリア、フィリピンですが、輸入の増加傾向としては、中国やフィリピンがトップとなっている。この理由はなんといっても価格が安いことにある。しかし、低価格ばかりを追求していていいのでしょうか。「輸入食材 」の安全性についての最大の問題点は、この低価格重視のスタンスにあるといえるのでは無いでしょうか。国際的な取引においては、なお更のこと安かろう悪かろう≠ナはこまりものとなるでしょう。
「輸入食材 の危険性を考える時、問題になるのは加工食品です。問題になっているメラミンが牛乳に混入していることにより、この牛乳をベースとして加工された食品全てが危険な食品になってしまいます。乳製品にはヨーグルトやチーズやバターの他に、アイスクリーム、乳酸菌飲料、乳飲料、脱脂粉乳、調整粉乳、クリームパウダーなどがあります。

私たちにできること

このうち調整粉乳というのは赤ちゃんに飲ませる粉ミルクのことです。中国では、知らないまま自分の大事な赤ちゃんに飲ませてしまった為に、腎臓の機能障害をおこして泣いている親子の姿が、テレビで映し出されていました。
輸入食材を見直す動きも出てきている。今年も秋の味覚として話題のマツタケについて、中国産を敬遠し国内産に切り替えるお店も多くなってきたのではないでしょうか。ある市場では、野菜のシェアは中国産が50パーセントだったものが、15〜20パーセントまで落ち込んでいるという。
このような現象が起きることによって、それらの商品価格は値上がりする。その理由は、国内産の需要が上がったからといって、急に増産することは困難な為です。
国際社会の中の日本を考えると、輸出ばかりしていては嫌われてしまいますのでね輸出に見合う輸入も必要でしょう。ここに、輸入食材の問題も起こるわけでしょうが、食の安全性はほんの小さな取り組みでも効果があらわれてきます。家庭菜園は本当に安全な食材を作り出すことが出来ます。ほんの一つの鉢に一つの苗で始めればいいのです。

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